2024年秋期の中でも「エントランス」らしい講座として好評を博した「海上自衛隊を知ろう」の講師、門脇さんにお話を伺いました。

波を切って進む船が、とにかくかっこいい!
エントランス:
船のかっこよさについて語り始めると、瞬時にテンションが上がる門脇さん。講座では、船の波を切る部分が、とにかく好きだとお話しされていました。
門脇さん:
はい。正式名称は分からないんですけど、(一般的には「船首」と呼ばれる部分の中でも)鋭利な刃物のようなところを「波切」って呼んでいます。
エントランス:
確かに、門脇さんが撮影された写真を拝見すると、波を切る部分が際立つ角度の写真が、一番船がかっこよく映っていました。講座をきっかけに、海上自衛隊のYouTubeを見始めたら止まらなくなった、という受講者もいました。
門脇さん:
そうなんです!そうなんだけど皆気づいていないだけなんですよ。絶対にかっこいい!波を切るんですけど、その波がひっくり返って、船が沈むんじゃないかってくらい凄くて。ぜひ、船が荒波を進んで行く様子を動画で見て欲しいです。
イージス艦で大阪湾をクルーズできる「基地モニター」について
エントランス:
門脇さんは現在、海上自衛隊、阪神基地の「基地モニター」もされています。「基地モニター」とは、地域住民として自衛隊に意見や要望を挙げたり、基地や式典を見学できたりする制度です。「基地モニター」は各基地によって定員は違いますが、だいたい2年単位で募集がありますね。
門脇さん:
私、2回目で当選したんです。5年前に1度応募したけど通らなくって。どのくらいの応募があるかどうかわかんないですけど。基地モニターって1つの基地に、5人ぐらいしか通らない。だから、めっちゃ志望動機を書きました!
エントランス:
どんなことを書かれたんですか?
門脇さん:
「幼いときから船が好きで、全体にも興味を持って、就職したかったけどそれが叶わなかったので、もう今となっては絶対には入れないけど、外から身を置いて見守りたいです!」みたいな感じです。
エントランス:
2回目の応募で当選されて、晴れて基地モニターになってみて、一番嬉しかったイベントは?
門脇さん:
イージス艦で大阪湾クルーズですね。出航して明石海峡の近くまで行って、また戻ってきて入港して。

船の位置情報を見ながら、入港を心待ちに
エントランス:
ここまで詳しい門脇さんだったら「いつ、どこに何が入港する」みたいなことも分かったりするんですか?
門脇さん:
分かりますよ。めっちゃ観察してる人のSNSでリアルに分かります。あと、自衛隊に限らず船は位置情報を発信してるので、それを全部見られる「マリントラフィック」というアプリがあって。それを見てたら「このルートで来てたら、あと何日くらいで、あの港に入るな」って。
他にも港湾の情報、例えば大阪港も「見る港情報」というのが一般に公開されてるんです。 だから船が何時に大阪港の入口に入って、何時に着岸するっていう情報も取れるんですよ。
エントランス:
それを見てニヤニヤしてみたり?
門脇さん:
そう、タイミング合わせて、会社行く前に朝イチで行こうかと思ったり(笑)。
「私目線」での、海上自衛隊の魅力を強調しました
エントランス:
ただただ、海上自衛隊を「好き!」だからお話してくださった訳ですが、講座の前に心配していたことはありますか?
門脇さん:
マニアックな受講者がたくさん来て攻められたらどうしよう、という不安はありました。私よりも詳しい人はいっぱいいるし、でも講座内容として初心者向きじゃなくなるから、あんまりマニアックには走りたくなかった。だから「船」や「制服」に絞って、講座の最初に「私目線」での「海上自衛隊のかっこいいところ」だと強調させてもらいました。

意外と反響が大きくて、とくに女性が興味を持ってくれたのが嬉しかった
エントランス:
実際に講座をやってみての感想は?
門脇さん:
実際には、心配していたこと(マニアからの攻撃)は何も起きなくて、平穏に終えられました。それから、意外と反響が大きかったです。なかでも、女性が興味を持って聞いてくれたのが、すごく嬉しかった。海上自衛隊の阪神基地にも、今回の講座のことを報告しました。 私は基地モニターとして、ちゃんと広報活動してますよって(笑)。
自衛隊に入る人が増えて欲しい!隊員の根底には「人、国を守りたい」があるんです
エントランス:
講座の最後に、一番伝えたいこととして「ぜひ、実際に船のかっこよさを見てください」と締めくくられていました。
門脇さん:
本当は、 究極としては、自衛隊に入る人が増えて欲しいんです。本当に人材不足なんです。
家に帰れへんし、電波は通じないですし、だから携帯持ってても全く意味がない。正直なところ、安定した収入のためにやってる人がほとんどやと思います。でも今、待遇が上がりつつあるんです。それに、隊員を続けている人には、「人を守りたい」「国を守りたい」っていうのが根底にあるんです。
エントランス:
会社の同僚の方からも「ブレない」と感心されていた、門脇さんの海上自衛隊への愛。「基地モニター」には任期がありますが、引き続き海上自衛隊の魅力を発信してくださることを期待しています。
本日はありがとうございました。