2025年秋期講座を公開しました

2024年秋期の講座を終えて

2024年秋期も、講師の皆さま、受講者の皆さまに支えられ、無事に講座を終えることができました。ありがとうございました。

今期は2期目ということもあって、講座そのものの面白さをさらに追及する、だけではなく、「人と人が出会い直す仕組み」をいくつか試せた期でもありました。この記事では、秋期の開催講座を振り返りながら、良かったところと見えてきた課題をまとめます。

登録会員137名、のべ受講者数300名越え

目次

開催講座

よかったところ

1:「始業式」の実施

今期の新しい試みのひとつが「始業式」。講師と参加者が一同に会して、講座が始まる前に顔が見える関係をつくれたのが大きかったです。「講座に行く」が、「知っている人がいる場に行く」に変わると、はじめの一歩がぐっと軽くなる。これは今後も育てていきたい手応えでした。

2:違う場所や違う形式で開催することで、講座体験が立体になった

活動の場を広げ、いつもと違う場所や異なる形式で講座を開催できたことも、今期からの取り組みでした。内容だけでなく「場所」が記憶に残ると、学びや体験が立体になります。アンケートの結果もとてもよく、今後も様々な形での講座を模索していきたいと思います。

3:講師向け「受講チケット」で、講師の回遊が起きた

講師の方に「受講チケット」を3枚お渡しし、他の講座を受けるハードルを下げたところ、講師の「回遊」が生まれました。受講者同士の交流だけでなく、講師同士が混ざることで、エントランスが「講座の集合体」から「カルチャーの場」に近づいた感覚があります。

4:「座談会」で「教わる→語り合う」に踏み込めた

座談会という取り組みも、今期のチャレンジでした。講師と受講者が向き合うだけでなく、一つの卓を囲んで言葉を交わす時間は、講座の余韻をぐっと深めてくれました。「教わる」だけで終わらず、「語り合う」で終える。エントランスの強みを活かせた形だと思います。

講座紹介

豊かな食を学び、体感する講座

今期は特に、飲食にまつわる講座がたくさんありました。学ぶだけでなく、実際に体感することでより深く理解することができます。講座を受講されたみなさんは、自分にとって「美味しい」とはどういうことなのかを考え、美味しいものを食べ、そして非常時の備えとしても食を楽しむ、というように、様々な角度から食について学びました。

おいしい研究所ワークショップ(土井 実桜)
スパイスカレーにおけるスパイスを知る(寺戸 桃子)
白ワイン & ワインに合うかんたん料理入門(小金丸 瞳/本美 佑佳)
非常「洋食」で学ぼう(大谷 隆史)

教室を飛び出す!「フィールドワーク」講座

いつもの教室を飛び出し、鉱山へハイキングに行ったり、美術館に行ったりしました。現地に行くと、学びは「情報」から「体験」に変わります。今回は2人のプロフェッショナルに現地の解説を頂き、とても深い学びを体験しました。

神戸鉱山探訪ハイキング(金坂 尚人)
はじめて美術品であそぶ(藤田 清)

もっと神戸が好きになる「神戸」講座

自分の街を深掘りすると、日常の風景が変わります。エントランスでは、期の講座の中に必ず「神戸」に関する講座を入れるようにしていて、自分たちの街をもっと知って、好奇心のアンテナを育てていくことが大事だと思っています。今回も、神戸の新しい顔を知ってもらう講座をラインナップすることができました。

神戸のパンがある暮らし(阪口 理恵)
神戸フィルムオフィスのしごと(土屋 千佳)

新しい世界を開く「偏愛」講座

エントランスは「偏愛」を抱えている人が大好きです (笑) 「好き」の熱量はいつしか周りの人たちへ伝播し、新しい世界への入口を魅力的に魅せてくれます。今回も素敵な、キラキラした目で愛を語ってくれる方々の、とっても魅力的なお話を伺うことができました。

大人が楽しむ!ボードゲームの魅力(Kana)
宇宙に関するお話(宇宙 星太郎)
海上自衛隊を知ろう(門脇 妙)
今さら聞けない王道シリーズ ガンダム編(佐合 紀和)
30日無補給 シーカヤック カナダの旅(大瀬 志郎)

目からウロコ!「教養/雑学」講座

新しいことを知ると、世界の解像度が上がります。ものすごく身近なものから、少し背伸びをして知るような世界まで。そんな「日常アップデート系」の講座が揃いました。

現地を訪ね歩く世界史 古代エジプト世界編(南里 章二)
『美味しい』コーヒーの話(横野 貢司)
今日から使える防災の知識(宮本 玲子)
大人のための国語力アップ講座(吉田 綾)

語り合う化学反応「座談会」

新たな取り組みとして、講座を受けるだけではなく、全員参加型でやってみようということで「座談会」という企画をやってみました。新聞記者の岩本さんをお迎えして、現代の複雑な、様々な見方があるニュースについてみんなでアレコレと話し合う、貴重な時間を過ごすことができました。

現役の新聞記者を交えた座談会(岩本 隆)

今後の課題

今期も楽しく魅力的な講座が満載でした!この魅力をもっとたくさんの人に味わってもらいたいし、そこから新たな一歩につながって欲しいと願っています。そのためにも、以下のような気付きがあったところを改善し、さらに良いものにして皆さんと楽しむことができればと思います。

初参加の人が「安心して混ざれる」導線づくり

回数を重ねてくると常連メンバや知り合いの人が生まれてきて、その人たちのつながりが深まり、より行きやすくなるというポジティブな面がありますが、同時に「初参加」の人は、すでにコミュニティができあがってしまっていると、参加しづらくなってしまうことがあります。始業式や座談会など、講師や受講者が双方向で交流する仕掛けを活用して、初参加の人のハードルを下げる工夫は忘れないようにしたいなと思います。

回遊を起こす仕掛けの強化

もともと、エントランスは「全講座 受け放題のみ」という価格設定を検討していました。そうすることによって、半ば強制的に「普段は興味の外側にあるもの」に出会う体験を促し、新しい世界を覗いてほしいという意図がありました。議論の結果、その設計はやめて、スポットでも参加できるようにしたのですが、それとは別の方法で「知らない世界に偶発的に出会う」という仕組みを考えたいと思います。(今回の「講師の他講座無料チケット」はうまく活用できる気がしています)

場所が分散したときの情報設計

フィールドワークとして別の場所へ移動したり、参加してくれる人数が増えてきたので、いつもの会場ではいっぱいになってしまい、別の場所を借りて開催する講座も増えてきました。集合、アクセス、場の雰囲気をちゃんとお伝えする仕組みを整備して、みんなが不便なく講座を楽しめるような導線を作っていきたいと思います。

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